ロンリーファイト

世界へはばたく建築士たちの酒場

認定ファシリティマネジャーに合格する方法

この試験はかなりマイナー。
合格率は40%超

ビジネス書にでてくるような用語連発で結構面白い試験です。

いきなりですが、合格する方法を書きとどめたいと思います。
・講習会へ参加
・過去問を繰り返し解く


これだけです。

まずは講習会へ参加
4日間の講習会へ参加します。
この講習会、かなり刺激的で面白い。
講師の面々も個性派揃いですので是非参加してください。
分厚い参考書2冊の大枠が把握できるかとおもいます。

つづいて過去問を繰り返し解く
過去問4年分の参考書がありますので講習会後じっくりと解いてください。

論述の合格キーワードは『PDCAサイクル

この試験の最大の魅力は講習会だと思います。
是非体験ください。

建築業界で世界にはばたきたい人が取っておいた方が良い資格 1+5選

春、毎年もぎたてフレッシュな気持ちになるこの季節。
今年こそは資格取得だ!
そんな気持ちを後押しするかのように、ビジネスマンの目に付くところには様々な資格学校のコマーシャルが溢れる。
今を打開すべく努力しろ!
そして奇跡は起こせるかもしれない!
ということで、今回のテーマは建築業界で世界にはばたきたい人が取っておいた方が良い資格 1+5選です。
資格によるキャリア形成ザ・ワールド版。


いきなりですが皆さん想像してみてください。
’’定年の時”を、仕事の上での自分の最終進化形態を。
ずっとピカチュウのままではいられない。
ステージが進みパ―ティーが強くなるといずれはスタメン落ちしてしまう。さて、皆さんはどのような姿(進化)を望むのでしょうか。






















想像できましたか?







もしかしていまの業務がずっと続く?
社長ってよく考えたらその世代で一人、平取だって数人、管理職だって・・・あれ、出来る後輩が先に…
きっと全力で今の仕事をつづけたら明るい未来が見えるはずだよ。
でも年を取って次世代のセンスや技術、体力、勢いについていけるのか・・・
昔は良かったなぁ。

様々な想いが駆け巡ったはず。
世の中のほとんどの人は単純に一瞬一瞬の連続に反応し続けて生きていく。
当然のことですが、そういった状況ではしんどいだけでなかなか成果にはつながらない。

資格の話に戻ります。
資格を取得したからといって人生の成功が約束されるわけではありません。
でもチャンスは広がる。


さて、建築業界
取得すべき資格のベンチマークはなんといっても”一級建築士”です。
揺るがない、業界最高位の資格、絶対です。

設計者であっても施工者であってもそうでなくても。
もちろん無くても生きていけます。出世する人、お金持ちになる人はたくさんいます。
一級建築士という資格は、ゲームでいえばものすごく幸運(チャンスの回数)が上がり、印象も各段に上がる取得難易度の高い激レアアイテムといったらわかりやすいでしょうか。

なぜか
言わずもがな見た目、ブランド、雰囲気超大事
’’いやいや実力でしょ’’という人もいますよね。
もちろんです。
資格と実力は無関係。でも素人に実力をわかってもらうには時間と労力がかかる。発注者はそれが面倒なのです。
だから興味のない業界のことを勉強する前にどこのブランドがいいかを考える。
自己プロデュース力がないとステージにすら上がれない業界です。

結局はいかにしてステークホルダーの心をつかみ、成果をあげて、感謝されるかなのです。
もしも自分がイケメンや美女でないとすればどうすれば相手の心をつかめるのか?
努力をわかりやすい何かに変えて対抗するのも方法の一つ。何もない自分に有名大学卒とか一級建築士という付加価値をつける。

昨今、一級建築士の平均取得年齢は30代前半。
建築業界の人であれば人生を掛けた戦争、ゲームでいうところのクラスチェンジ。
若い時にしかない気力、体力、推進力が無ければ突破は難しい。
そして、サラリーマン人生の中盤では突発的な後戻りできないルート選択が発生します。
それをいかにチャンスに変えれるか。その時までに是非力を貯めておいてください。人生のバッターボックスに立てるチャンスはそう何度もないかもしれない。光陰矢の如し。

さて、ここからは国内での建築業界のキャリア形成。
自分の望む成功に近づく好機(チャンス)の回数が上がるであろう資格を順に追っていきます。

まずは3つ

〇一級建築施工管理技士
宅建
技術士(建設)


原則に従うならばもっと建設業界を勉強したほうが良い。実をとるならば設計と施工の両方を知っておきたい。そういう意味では'’一級建築施工管理技士'’がおすすめ。オシャンティ建築士には興味の湧かないところではありますが、我慢して取得するだけの価値はあります。施工を知らない設計者の無責任かつプライドだけのコメントはチームワークを破壊します。

不動産関係の知識を最低限身に着けたいということであれば'’宅建'’。これは世に広く認知されているので建設業界をあまり知らない人がみれば確実に印象が良くなります。ただし住宅系、不動産系の会社にいないかぎり、実務で使われる機会は少ない。

知の巨人になりたいのであれば”技術士(建設)”これは土木系では最上位となる資格で難しい。ただし、一般的にはあまり名前が浸透していない。特に建設業界の内に向けて印象が良くなる。

ともあれ、3つのうちのどれか一つは取得される事をお勧めします。
''実''の施工管理、''外''の宅建、''内''の技術士

さて、海外ではばたくためには30代なかばから40代にかけての運命の分かれ道で海外ルートを出現させなければなりません。もしも出現すれば大チャンス!?

ここからは海外にはばたくため、もしくは海外ルートを出現させるための資格を列挙していきます。
おすすめ取得順

0、一級建築士
1、一級建築施工管理技士
2、認定コンストラクション・マネジャー
3、一級土木施工管理技士
4、他(電気・管)施工管理技士
5、技術士(建設)

別途 語学系資格

理由として、まずは日本の建築技術を一通り学んでおくことをおすすめします。
企画、設計、積算、施工を幅広く理解できるようにしておきたいですね。そしてゼネラリストを目指す。

日本の建築技術は間違いなく世界トップクラスです。海外で活躍したい人にとって技術を学ぶうえでは最高の環境です。

海外では文化や法律が違うため、あらゆる事が日本と同じようには進みません。
法的規制もかなり緩いです。日本では建築技術をある程度法律でカバーしていますがまずそれがない。
常に原理原則で考えなければ周り(ローカル)の意見とローカルコストに流されて漂流します。
数の論理超怖い。結果、顧客満足度は得られない。
基本をいかに幅広く抑えて原理原則で対応できるかが本当に重要です。
そこで日本の建築技術が活きる。
日本という建物にとって過酷な環境で生まれた建築技術は必ずどの国でも通用します。


建築士取得後はあえて施工管理技士系の資格の取得をお勧めします。
施工管理系資格は海外での図面読解、施工計画等で役立ちます。工程や品質は常に大きな問題となりますので是非。特に電気、機械関係はローカルレベルが低いので調整が超大変。必ず勉強は役立ちます。

コンストラクションマネジャーは海外ではかなりメジャーな仕事です。海外の大学では専門で教えているところも多いので建設関係者と打ち合わせするのであれば必ず役に立ちます。一級建築士と一級建築施工管理技士の延長線上にあるイメージ。建築士取得後、タイミングをみて取得されることをお勧めします。

そして、最終的に技術士まで取得できたらいうことなし。建築には必要ないといえばそこまでですが持っていて困ることはないはずです。常に刃を研ぎ続ける気持ちを持ち続けるためにもまずは目標設定から。

最後に語学、かなりの労力を要します。
日本の建築技術と資格があって英語が喋れると仕事が溢れてきます。
イメージとしては語学が一番のハードルとなりそうですが、そうとも言い切れません。

言わずもがな建築プロジェクトにおけるマネジメント能力や問題解決能力と語学は全くの別の能力です。
ここで気を付けなければならないのは海外であっても技術者に求められるものは技術だということ。
そもそも語学に努力のすべてを注いでも専門の通訳には歯が立ちません。努力の振り方を間違えないようにご注意ください。問題を解決できないコンサルにはフィーは支払われない。

中には成り行きで海外に渡ってから語学を覚えられているかたも結構います。少子高齢化が進む日本では企業は海外にでるという選択肢を捨てられません。そこを上手く利用しながら将来を見据えて立ち振る舞いを考えるというのも良いとおもいます。

大事なことはステージにあがり様々な経験をすることです。そのための資格。
特に海外プロジェクトは日本ではまず体験できないような経験の連続です。是非世界を楽しんでください。

建設発注者となる方々の多くはエリートで時間セレブ。
言葉が通じないこともありますが、成果を出せば必ず通じ合うことができます。そして、いい仕事は勝手に拡散していきます。

さて、ざっくりとここまで。いかがだったでしょうか。
ちなみに資格取得の道半ばでだれかに仕事を認められた場合は資格よりもその業務優先で。

建築士を目指す学生であれば、将来のビジョンもあると思いますので参考としていただければと思います。
世界をまたにかける建築士になれる日も近い。

どの資格もそうですが必要に駆られなければなかなか取れません。強い意志が必要になります。途中、周りからは嫉妬で資格マニアと呼ばれるかもしれませんが自分の夢に必要あるものであれば誰に何と言われようとも取得すべきです。

全ての資格を取得するまでに誰かに認められることを切に願いながら、あきらめずに努力を続けてください。

でも、資格を取るばっかりで何も生産できていないという状況はあらためる必要があります。
特に名前だけで実際の業務に効果のない資格の取得も時間の無駄です。あくまで目標のために、必要なものを、最低限、というところで。

それでは世界のどこかでお会いできる日を楽しみにしています。

認定コンストラクション・マネジャーに合格する方法

今回は認定コンストラクション・マネジャー合格する方法をギュッと詰めて書いていきます。

資格のイメージは一級建築士と一級建築施工管理技士の延長線上のマネージャー系資格。

合格率は30~40%程度、
合格率だけでみれば難易度は高くありません。
しかしながら実際は資格要件もそれなりに高く、試験を受けられる多くの方がプロフェッショナル。
知名度も高くなく過去問やその回答も出回っていない。そのため勉強におけるロスが非常に大きい。
あと受験料が高額。

前置きはさておき、いきなりですが合格に必要な3つの条件を挙げると下記の通り。めんどくさいけどこれが最短。

1.CM協会に参加
2.講習会に参加
3.過去問によるテスト対策


それでは解説


1.CM協会に参加

いきなりなんだと思われるでしょうが、入会特典で今までの機関誌を全てゲットできます。
察しの良い方はすでにお分かりかと存じますが、同時に過去問もすべてゲットできるのです。
少々高いテキスト代金ではありますが他に攻略する手立てはありません。これがベスト。
ただし、問題だけで回答はありません。
そのため、自分で過去問を体系的にまとめて回答案を作っていくという地味な作業が必要。過去問については後述します。



2、講習会への参加

日本コンストラクション・マネジメント協会が行っている講習会は下記の通り。
・CMスクール(8回)
・CMガイドブック集中講座(2日間)

講習会に出席すれば合格率は飛躍的にあがります。
ノウハウを凝縮しているため、全て出席しても決して損はありません。特にプロジェクトフレームワークと建築のコストマネジメント(午前中)の回は良かったので興味のある方は是非。

とはいえ講習会費用は決して安くない。
試験対策として最低減の範囲の勉強ということであれば”CMガイドブック集中講座”がおススメ。

集中講座だけではサッパリわからんという方もいるでしょう。であれば、補助的にCMスクール(特に☆の少ない講習)に参加することをお勧めします。


3.過去問によるテスト対策

ここから本題。
先ほど少し触れましたが、過去問を体系的にまとめると勉強の効率はかなり上がります。
この試験も他の試験同様に定期的に同じ問題が出題されるからです。

そこでまず過去問から何度も出題される問題をピックアップ。範囲は5~7年で十分。
まとめていくと、問題の重複が多いことに気づくはずです。さらに新しい問題で根が深そうな問題もピックアップ。もっと勉強したい方はさらに遡りましょう。

私はエクセルシートにまとめました。
左半分が問題、右半分が回答です。おおよそA4で10枚程度。まとめかたはおまかせでどうぞ。

そして回答案づくり。
このテストで唯一の参考書であるCMガイドブックを引っ張り出して回答を埋めていきます。
また、講習会の資料は上手くまとめてあるのでそれで代用してもOK。

回答案をつくった後は何度も復習を行えば対策としては万全。記述式の問題については回答に講習会内容を嵌めこんで精度を上げましょう。

ちなみに私はすべての講習会に参加しました。
試験勉強時間は講習会を除いておおよそ30~40時間程度。電車に揺られながら1か月間、毎日1~2時間といったところですね。参考までに。楽しくなってきたぐらいで試験を受ければまず間違いなく合格できるとおもいます。

ただし前述の通り、簡単な試験ではありません。
あくまでこの手順で進めた場合という前提がつきますのであしからず。

以上です。

これであなたも資格をゲットだ!

認定コンストラクション・マネジャーに合格するためには 序章

建築業界には様々な資格があります。
当然、自分のキャリア形成に必要な資格を順を追って取得したいと考えるのです。
だがしかしなかなか上手くいかない。
大人の世界には誘惑が多すぎるのです。


そもそもキャリア形成とは何だ?
聞いたこともない資格試験なんかでなんとかなるのか!
𠮟責のとおりです。

今ある仕事を一所懸命に、しかしながら絶えず刃を研ぎ続けたいとは心の隅の方ではおもっている方は少なくありません。。

現状維持が信条であれば結構。

しかしながら多くの方が現状に不満を抱いてるのが実情です。
少しでも現状をよくしたい。その一心で勉強される方もおられるでしょう。
また、会社から無理やり資格試験を受験させられる方もおられるでしょう。


私の仕事は発注者側の建設支援業務にあたります。
プロの建設発注者といえば聞こえはいいのですが、
この世界、なかなかと悪い奴が蔓延る建築版「半沢直樹」的な世界なのです。
まったく原型がないほどにカッコよく言い過ぎました。

世の中はやるかやられるか!
Win-Win?聞いたことねえよ!

まさに荒廃した20XX年。
弱肉強食の競争社会。

普段ならマンモスを刈る大手ゼネコンが隙あらばウサギも食べちゃうよテヘペロ的なこの時代で、
モラルとマナーを守って仕事しているだけでは、家族が餓死する可能性も否めません。

そんな中、発注者の建設業務を支援する立場として現れたのがコンストラクション・マネジャー。

建設業界って大きいお金が動きます。
お金が渦巻けば、深い闇も一緒に渦巻くようになるのが人の世(建設業界)です。

だがしかし、そこでコンストラクション・マネジャーですよ。
発注者と請負者の中に第三者としてコンストラクション・マネジャーが入ることで
お互い正々堂々とやり合おうぜ。っていう審判的な役割を仰せつかるわけです。

そして、今、この業務がしだいに脚光を浴びつつあります。

ざっくりといえば建設コンサル。
しかし、お金をもらう以上、成果を出さなくてはなりません。
発注者が満足する成果とはどのようなものなのでしょうか・・・。


まったく、試験内容にふれずに時間がきてしまいましたのでこのあたりで。
近いうちに続きを書きます。


ケンシロウというよりかはどちらかといえばジャギ 
ロンリーファイト管理人

建築士と技術士はどちらが難しい?

よく世間ではこのような不毛な言い合いが起こります。
知らない世界の人たちはいつでも声の大きいほうへ流れる。

資格試験の偏差値をテキトーにつける乱暴な格付けサイトは結構あります。
自分たちの自尊心を守るためにさじ加減ひとつじゃないのかと真理をついてしまうと元も子もない。でもそれに流されちゃうんですよね。
そして何の根拠もなく印象だけでそれを信じる人もいる。世の中悪い奴が多すぎる。

そもそもこの世界を知らない人が勝手に想像して簡単だとはどういうことだ。すいません。取り乱しそうにはなりましたが大丈夫です。

一級建築士は建築系最高峰の資格です。
30万人超という登録者数を聞けば、もしかするとこの資格が物凄く簡単に取得できるのではないかと一般の方は勘違いされるのも無理はありません。
切り取り方が悪い。


だがあえて言いたい。


この資格は年々難しくなっている。
そして建築士の質も向上している。


何故か?


それは資格学校の存在です。

この資格、現代では独学で合格することが極めて難しい。普通に考えて効率よく勉強するのであれば資格学校に通わない手はありません。というか通わないとほぼ無理。

逆にいえば独学でトライをされる方は・・・
・よほど高い能力を持っている
・時間があり余っている
・資格学校に払うお金がない
・効率の悪さを屁とも思わない強いメンタルの持主
※高い能力を持っているのであればタイムイズマネーが理解できますよね。

今の時代、資格学校に一年通えばまず80~100万円の出費。驚きの金額。つまり、これほどの大金がかかった大勝負なんです。想像するだけで受験者の本気度が伝わりませんか。これだけでこの試験がいかに特別かがわかるとおもいます。

もちろん20代には非常に厳しい金額。
入学した時点でまず確実に一年間は遊べません。というかローン返済。

そして純粋に頑張れば一年で合格できるんだと信じて自分に投資します。資格学校に大枚はたき、ハチマキ絞めて、受験同様に本気で勉強。
※ハチマキは時代錯誤も甚だしいが事実です。

建設業界は多忙。
他の業界と比べてもかなり大変な部類にランクインするでしょう。そんな合間を縫って勉強、勉強、勉強。
わたしも最初は「海賊王に俺はなる!」ってぐらい純粋でした。無知は罪。


そもそも建設業界って新卒の生存率は2~3割程度。
所謂、頭の良い人、理不尽に耐えられない人、仕事のできない人はどんどん辞めます。まずそこで生き残る。
そして未来を夢みた建設業界に選ばれし者たちが一念発起して自分に投資するのです。まさか降りられないレールに乗ってしまうとはこの時は微塵も想像していません。

しかし、この試験における『一発合格』は合格者の・・・・なんと驚きの5%程度。20人に1人という驚愕の数字なのです。受験者数ではありません。

最速で24歳で受験資格を得られますが合格者の平均年齢は30代前半。このデータが示す事実をお察し下さい。

この試験は一般的に評価の高いとされる大学出身者であっても10年受けて合格されていない方もザラです。もしも10年の間、毎年こんなローンを組み続けたら、その間人生の楽しみなんて見出せるわけがない。

逆に評価の高い大学を出ていなくても一発で合格される方もいます。

もちろん運もあります。

ただ一ついえることはこれほどの大金の絡んだ真剣勝負(ガチンコ)であるということです。


ここで、これってまさかハムスター・・って気づきましたよね?


勝てば官軍負ければ賊軍。
負ければ資格学校に参勤交代を余儀なくされるんですよ。まさに無限のデフレスパイラル


時間・お金・その他プライスレスな思い出、甚大な犠牲を払いながら必死に勉強してのあの合格率なわけです。
簡単には合格の扉をくぐれない。

こんな大金の絡んだ資格学校という集金システムが出来上がってしまっている資格試験を単純にそうでないその他の試験と比較はできません。


建設会社の人口の増加に伴う狭き門の時代も確かにありました。人口増加に比例して合格者は増えませんでした。姉歯事件でさらに狭き門となりました。受験者数は増えているにもかかわらずです。

そして資格学校に舞い戻り増え続ける亡者たち。
財産や時間、人間関係も擲ち、這いずりながら・・・以下略。
まさに資格学校黄金時代到来ですよね。集金システムは少年マンガのインフレのように年々パワーアップしています。

付け加えて、この大変な試験を乗り越えるには人生に一度きりの20代~30代にかけてのヤングパウワウ(推進力)なくして突破は難しい。おっさんの合格率が低いのもこのためです。
とまあ、如何に大変で狭き門であることが少しは理解いただけたでしょうか。


この資格は年々難しくなっている。


逆説的に考えることなかれ。
現実は今。


ということで、建築士技術士はどちらが難しい?という問に対しての答えは、比較しようがないが、特にここ最近(特に姉歯問題以降)一級建築士に合格された方は非常に優秀ということは間違いありません。合格された方は自信をもってキャリアを積んでいってください。

資格の難易度を比較できるような資料があるとすれば誰が作成したのかを確認すれば良いかと。作成者が信用ができるのであれば問題ありません。もしも、あなたが企業の宣伝や、名前も知らない責任もない誰かの文章を鵜呑みにするのであればそれはそれで結構。自分にとって都合の良いことも書いてあるかもしれないですし・・それはそれで。

ただし、何かの意図なくそんな資料は作られません。
誰のためにつくられたのかを考えれば、一級建築士というメジャーな資格がその意図に利用されているということは誰の目にも明らかです。

大事なポイントはそんなことでは一級建築士の価値は下がらないということです。

それどころかこれだけ資格取得が大変になってきているということが世間に伝われば価値は上がりますよね。
これから資格を取得される方は是非頑張ってください。

実際は建築士の資格よりもそこからのキャリアのほうが重要です。資格をもっていないとはじまらないキャリアも確実にありますからそのあたりのチャンスも掴み損ねないように!

ちなみにここ最近は、建設業界自体の人口がかなり少なくなりました。
でもご心配なく、業界自体が衰退したとしても建設自体は絶対に無くなりません。それどころか資格者の年代として最も多い50代以上の方々が徐々に減少していくことは明らかです。
きっと、それに伴い資格自体の評価も右肩上がりになるでしょう。デザインビルド、CM業務の脅威は後日書くとして。