ロンリーファイト

世界へはばたく建築士たちの酒場

一級建築士試験 合格を決めるのは何か

今年の一級建築士試験の合格者が発表されました。
合格された方、おめでとうございます。

さて、いまだ道の途中という方もおられるかと存じます。
そして、これから目指そうとされいる方に一言。

この試験で合格を決めるのは何か?

一言でいうことは非常に難しいと感じます。
ですが、一言。


『常に考え続ける』


これしかありません。
確かにその先には、色々な方法があり、先般紹介した通りです。

学科につき、過去問をすべて覚えた。
製図につき、過去問をすべて・・・。

資格学校に大枚をはたき、ほぼ廻りの全ての方が同じく必要なことをすべて覚えている状況です。
その中で、合格者が選別される。

だとすれば、違いはなにか。
才能の問題?、経験?、時間?

この試験の合格者の平均年齢は30代前半。
仕事を始めて10年。問題作成者はそれぐらいの年頃で解いて欲しい問題を作っているかもしれません。

30代前半で身につけてほしい力。
だとすれば、自分で考える力かと。

逆にいえば自分で何も考えずにコピペだけで生きていくには建設業界は余りにも過酷です。
ただ、うまくコピーする。早くコピーする。そんな技術で勝負されるかたもいます。
それも良いかもしれない。
ただ、それだけではこの試験に確実に合格する力があるとは言い切れない。

話を戻します。
同じ時間勉強しているのに合格する人とそうでない人の違いはなにか。

他の方と差をつけるのであれば、方法は限られます。
日常生活のすべてを上手く利用しながら、恒常的に勉強を続ける習慣を身につける。
つまり、常に考え続けるということになります。

自分で考える力を身につけるというのは、かなり難しい。
そして、かなり面倒くさいのです。
人間できることなら、何も考えずに楽して生きていきたい。

心配事もなく、流れてくる情報だけを疑うこともなく受け入れて泣き笑う。
逆にそうでない人は周りの人からみればめんどくさいかもしれませんね。

それでもいままでの試験をみるにそこを重視していることは分かります。

また、その力を身につけないまま、たまたま合格している人も珍しくない。
ですが、そういう方の運はいつまでもは続くというわけにはいきません。
所詮運。浮き沈みがあります。

運だけでなく自分の力で未来を切り開くのであれば、是非ともこの試験でその力を身につけてほしいとおもうのです。
言い換えれば大チャンス。
そうすれば確実に合格するだけでなく、間違いなく将来へのステップアップとなるでしょう。


さて、合格後。
これから羽ばたく方、落ちていく方様々です。

目標を掲げることもなく、また、目標がなくなれば失速するような人生であれば、
言い換えると、考える力が身につかずたまたま合格してしまった。
といえるかもしれません。

建築士受験という暗黒時代を乗り越えた方は、今まで受験勉強に充てていた時間がすっぽりと空いてしまいます。
その時間の使い方が今後非常に重要であることは皆さんよくわかっているかと。

是非とも一級建築士という肩書を超えるような建設人になってください。

私もそうなりたいですが・・・なかなか上手くいきません。
まさか・・私も40代における考える力が足りてない?

ともあれ、苦労して暗黒時代を抜け出た友人に祝杯をあげたいとおもいます。
乾杯!

海外での建築仕事について少し語らおう1

大手ゼネコンが精細美麗なアニメで海外での建築プロジェクトに携わる現場監督を映し出すCM、超キラキラです。

批判ではなく、躍動的なカメラワークを除けばポジティブな人間の眼にはあのように映っている。
そんな気がする休日の黄昏時です。


さて、少し前にキャリア形成云々というお話をしました。
建築士資格を取ったあと、どうすればいいのか?


今日は海外での建築仕事の話


やはり、一口に海外といってもいろんな国があるわけで、
どこの国でも仕事が同じってわけではないでしょう。と思われる方も多い。
しかし、海外の仕事はそうでもないんです。
謎をちらつかせながらも話を進めます。


私も仕事をさせていただいた国は多くありませんが、
今回はそんな中で出会った人達の仕事を少しご紹介します。


現場監督って仕事を皆さんご存知でしょうか。


懇切丁寧に説明すると、建物を建てる現場の監督さんです。
映画でいえば設計者が脚本家、現場監督はいわいる監督です。
いろんな建築の業種の人たちにあれやれこれやれ指示をだしてまとめあげる。


さて海外では、PM(ピーエム:プロジェクトマネジャー)と呼ばれるこの仕事は、
現地のゼネコンを使って、日本のゼネコン品質を確保すべく管理監督を行うのです。


さてここで超ざっくりと日本と海外での建築におけるわかりやすい違いを説明します。

・現地のゼネコンの技術・能力が日本のそれと比べてかなり低い。
 設計も然り、施工図なんてないことも
・日本のような良い品質の材料がない。そして納期に時間がかかる。
 時間に超ルーズ。
・建築の法律が日本と比べて緩い。例えば耐震基準なんて日本とは比較できないほど。
 柱や梁が超細い
・国によってコストの差が各段に大きい。発展途上国であれば労働者の日当は数百円。
 格差社会の格差がすごい。


さてさてこれだけ聞くと大変だな。
きっと日本から出れば大変なことばかりだぞ。
行きたくない。
楽しくなくても今のままでいい。
なんて思われる方もいるかもしれません。


しかしながら、そんな海外で活躍されている方々に実際触れてみると
大成功される方は少なくありません。

結論からいえば、日本で頑張るよりもすごく出世しやすいように感じます。
まあ、実際すごい大変な部分があるからですけど。
ロールプレイングゲームでいうところの経験値が溜まりやすいのかもしれません。


何故か。サックリと説明します。


・仕事に対する裁量が大きく、かつルールががんじがらめではない。
・大きな仕事をゲットするチャンスが多い。
・出張者同士の絆が太い。今後の大きな力となる。
発展途上国であれば時流やバブルに乗れる。

一言、のびのび仕事ができる。

さてそのような状況の中でも条件があります。
海外で大成功される方の多くが持つ共通する能力として、

『構成力』が挙げられます。

なんだそれ、って思われますよね。

日本での仕事ってディテールに拘ることが非常に多いですよね。
国土が狭く、大きな建築物を建てれない日本ではしょうがないとおもいきや。
あなたの周りにもディテールに拘りぬいている方はおられませんか?

海外ではディテールで勝負できない。

つまり、どれだけ細かく数多く指示して仕上げてもなかなか思い通りに仕上がらない。


じゃあどうすんのって話なんですけど、
これも一言、大枠が掴めるかどうか。

そうはいってもディテールは大事だろう。
そうです。
捨てられません。

日本で仕事をされている方たちは、偉大なる先人たちの築き上げた基本があるんです。
しかしながら、その基本を変えることが難しい。
だからアイデアをひねり出してディテールで勝負する。
どの業界も成熟すれば同じかと存じます。

しかしながら、基本のない国で仕事をしなければならない。
つまり、海外では基本がしっかりしていて、初めてディテールに入れる。
ということなのです。

あれっ難しくなってきましたね。



長くなりましたので次回へ



何もしないことが最大のリスクかもしれない ロンリーファイト管理人

認定コンストラクション・マネジャーに合格するためには 本編

昨日は書いているうちに話が飛んでしまい戻ってこれなくなりました。
ということで、今回は合格する方法をギュッと詰めて書きます。

この試験の合格率は30%
合格率だけ聞くとさほど難易度は高くありません。
しかしながら実際は資格要件もそれなりに高く、試験を受けられる方もプロフェッショナルな方が多い。
門外漢の合格はかなり難しい。あと受験料が高額。

畳みかけると、知名度も高くなく、過去問やその回答も出回っていない。
勉強におけるロスが非常に多く勉強法も確立されていないため、敷居が高い。

前置きはさておき、いきなりですが合格に必要な3つの条件を挙げると下記の通り。
門外漢でも大丈夫!めんどくさいけどこれが最短。

1.CM協会に参加
2.講習会に参加
3.過去問によるテスト対策


それでは解説


1.CM協会に参加

いきなりなんだと思われるでしょうが、入会特典で今までの機関誌が全てゲットできます。
察しの良い方はすでにお分かりかと存じますが、同時に過去問もすべてをゲットできるのです。
少々高いテキスト代金ではありますが、他に攻略する手立てはありません。これがベスト。
ただし、問題だけしかありません。
回答なし。
そのため、自分で過去問を体系的にまとめて、回答案を作っていくという地味な作業が必要。
過去問については後述します。



2、講習会への参加

当たり前過ぎてポカーンとなってしまいますね。

日本コンストラクション・マネジメント協会が行っている講習会は下記の通り。
・CMスクール(8回)
・CMガイドブック集中講座(2日間)

まず、この講習会にすべて出席すれば合格率は飛躍的に向上するはずです。
ノウハウを凝縮しているため、損はありません。
特にプロジェクトフレームワークと建築のコストマネジメント(午前中)の回は良かったので
興味のある方は是非。

とはいえ、講習会費用は決して安くない。
試験対策として最低減の範囲を挙げるということであれば、CMガイドブック集中講座。

門外漢であればこの集中講座だけではサッパリわからん。という方もいるでしょう。
であれば、補助的にCMスクール(特に☆の少ない講習)に参加することをお勧めします。


3.過去問によるテスト対策

ここから本題。
先ほど少し触れましたが、過去問を体系的にまとめると効率はかなり上がります。
なぜなら、この試験は他の試験同様に定期的に同じ問題が出題されるからです。

そこでまず、過去問から何度も出題される問題をピックアップ。
範囲は5~7年で十分かと。
もっと勉強したい方はさらに遡りましょう。
あと、新しい問題で根が深そうな問題もピックアップ。

私はエクセルシートにまとめました。
左半分が問題、右半分が回答です。
おおよそA4で10枚程度でしたね。
このあたりはおまかせでどうぞ。

そして、回答案づくり。
これがしんどい。
このテストで唯一の参考書であるCMガイドブックを引っ張り出し、回答を埋めていきます。
地道な作業です。しかし、後から考えれば非常にいい勉強になりました。
また、講習会の資料はさらに上手くまとめてあるのでそれで代用してもOK。


回答案をつくった後は、何度も復習を行えば対策としては万全。
記述式の問題については、回答に講習会内容を嵌めこんで精度を上げましょう。
ちなみに私はすべての講習会に参加しました。
私の試験勉強時間は講習会を除いておおよそ30~40時間程度。
電車に揺られながら1か月間、毎日1~2時間といったところですね。参考までに。
そろそろ楽しくなってきたー!てぐらいで試験を受ければまず間違いなく合格できるでしょう。

ただし前述の通り、簡単な試験ではありません。

あくまでこの手順で進めた場合。
という前提がつきますので、あしからず。

要領がわからない場合は、サッパリ進まないであろう敷居がすごく高くめんどくさい試験ということをお忘れなく。

以上です。

これであなたも資格をゲットだ!



なんとなく書いていたら昼休みを大幅に過ぎていた残念な管理人より