ロンリーファイト

世界へはばたく建築士たちの酒場

建築士試験に負けてから

高卒大卒はフレッシュマンの評価基準、一級建築士は建設業を仕事にしている人に対しての評価基準だ。

今年も多くの受験生が全力で臨んだであろう一級建築士製図試験。
合格率でいえば、多くの受験生が敗北を味わったことがある一級建築士製図試験。

勝負なので勝者がいれば敗者もいる。
しかし、この勝負はあくまで試験。

当たり前だが人生の勝ち負けはここでは決まらない。


本当のことを言えば人生のチャンスが来たその時に準備が出来ていれば良いと私はおもう。
大事な人生のチャンスで負けては元も子もないのだ。

勝ち続けるためにはずっと勉強しなければならない。
だれかを幸せにするために、自己研鑽を積む、自らを磨き深める。
しかし、磨かないとしだいに錆びていく。


小さな勝ちで安心して歩みをとめる人は多い。


人生のチャンスのその瞬間にその力を発揮できなければ何の意味もない。


全力で戦ったうえでの敗北、屈辱、自己否定も大事な勉強であり、人生でそう何度もない良い機会だ。

そして、自ら自分の全てを壊して再構築することもすごく大事なこと。

試験には負けて負けて負けて負けて負けて最後の最後に勝つ。

それで問題ない。



そして人生のチャンスに向けて準備をする。



さて、次のステージの予告編。

人生のチャンスで勝ってしまうと、そこからは勝ち続けないといけない。

何故か?


自分で確かめるしかない。
周りがみんな頑張り屋さんの世界。勝者のステージがいかなるものか。


そう考えると実力不足での合格は、その瞬間で考えればラッキーかもしれない。
けれどトータルでどうかは仕事を終えるその日までわからない。

時間が経てば必ずその人の適正な評価はくだる。
幸運(ラッキー)はいつまでも続かない。

試験でもなんでも頑張り続けることができる人はそれだけで特別ということ。
それを忘れてはいけない。

サービスの対価がわからない人は幸せになれない。

サービスは0円ではない。

普段、当たり前のように受けるサービス。
特に日本ではサービスを受けることが当たり前すぎて、
サービスはタダと思っている残念な人が多いことも事実。

広告にお金をかければ、その分は回収しなければならない。
提案書や見積書も同じ。

建物は設計する人、施工する人が違えば、当然別のものが出来てしまう。

その場合、サービスが全くないけど安い商品を購入するとどうなるのか。

安いのだからサービスがなくて当たり前ですよね。
でも、もしも建設途中でサービスがほしいとおもったら後付けしますよ。

だったら安心。
とおもわせておきながら、

結局は、追加変更は特命工事です。
手戻りも合わせて割高になりますよ。とは口が裂けてもいえない。

そして、実際は最初から追加変更が出るように作ってある。

最終的に払う金額は言わずもがな。


満足のいくサービスを受ける。
サービスの対価をきちんと払う。

泥棒とずっと良い関係を保ち続けることはできない。

エール

ビジネススキル、成功法則の知識は本屋に平積にされている。

内容の良し悪しはともかく、知識としては意外と簡単に手に入る。


あたりまえだけど成功法則書を読んでもみんなが成功しているわけではない。

ビジネススキルを実際やってみろといわれてもなかなかできない。

まあ、そこは知識だけではどうにもならなくて、実際にやるかやらないかがすべてなんだとおもう。


『めんどくさい』を超えて、欲しい結果のためにトライアンドエラーを繰り返してこそ人は成長するんだとおもう。

あたりまえだけど想像だけでは現実とのギャップは埋まらない、
そして想像はいつも自分に甘い。


試験、仕事、恋愛、遊び、なんでもそうだけど、
自分で動いて、考えて、トライアンドエラーを繰り返した日々は、
かならず、残らず、自分に返ってくる。


ちなみに次の日曜日が一級建築士の製図試験。


今年の合格者は、もうすでに自分のなかに答えをみつけているひとも少なくないとおもう。

そうでないひとも、まだ時間はある。

さて、ここにこられているかたは、運がいい。

エールを一言。



答えはだいたい自分のなかにある。



もはやエールといえるのか。