ロンリーファイト

世界へはばたく建築士たちの酒場

一級建築士の転職とゼネラリストのススメ

人事異動の季節
長いサラリーマン人生、双六で良い目がでない時もある。

建築士取得後(推定30代半ば)、同期でだれが先に出世するのかなんてよくある話。
そして、同期が自分の上司とか、可愛がっていた(叱り飛ばしていた)後輩が上司なんてことも普通にあります。

ただし、はやくチャンスを掴んだ人全員が、そのままその先に進むとは限らない。
そのステージで力を発揮できなければ、配置換えもある。もちろん、そのあともずっとサラリーマン生活は続く。
初見でハードモードのゲームをクリアするってのもなかなか難しい。

今がいい、居心地が良い、自分には出世なんて関係ないって思っている人もいる。
残念だけど居心地の良い今の場所がずっとそのままとは限らない。
状況は常に変わり続ける
わずかな変化を見逃すことなく、次の展開の予想もしなければならない。

ビジネス書、つまるところ偉い人達の本は色々なことを教えてくれる。
好きなことしか続かない、人生の選択肢は無限にある、行動せずして成功なし、主体性を発揮しろ!
チャンスを逃さないように。そして努力を怠らないように。


さて、今回は今の会社や仕事が向いていないと考える建築士へのアドバイス
ゼネラリストのススメです。

サラリーマン人生の節目でチューニングは必要。
もしも転職が頭によぎるならば、他の世界を知ることは凄く大事。

転職サイトを色々と調べていくと様々な気づきがある。
特にどのような人材が求められているかはすぐにわかる。いかに発注者の心をつかみ成果をあげて感謝されるかという視点で考えるとやはりスペックはただの入口。

勉強ができても仕事ができない人はたくさんいる。
当たり前だけど、勉強、仕事、センス、コミュニケーションはそれぞれ別の能力。これを一緒にするから現実に合わない。

少しでも転職に興味があるならば、色々な転職サイトがあるのでまずは登録、そして興味のある会社の資格要綱だけでも確認、できればエントリーも。
これだけで業界内の様々な情報が手に入る。それだけでなく、その会社の実情も少しだけ知ることができる。この会社、かなり盛っている。なんてこともわかるかも知れません。

同時に今の自分に足りない物もわかるので自分の望む未来を考えるうえで非常に有益な情報となる。
まずは将来のイメージを描くことが大切。

業界内の勢いのある会社や業種は面白い。波に乗ることも大切。全国、海外、ビックプロジェクト、ニッチだけど魅力のある世界、選択肢はさまざま。群雄割拠の世界は刺激が強くて面白い。ドーパミン出まくり。

面白い仕事をこなして人生を楽しむ。その経験はさらに次のステップで活きる。
安定も大事。検討した結果、今の場所というも選択肢もあるかもしれない。無理をする必要はない。

市場では’’スペシャリスト’’または’’ゼネラリスト’’が常に求められる。
つまりは現場で使えること。
人を尊重できる。人を動かせる。マネジメントできる能力がきちんとあること。

間口が広いのはゼネラリスト
『現場で使える人間』=『企画、設計、積算、施工、発注、営業、様々な職種に精通している』要求はいつだって高いのが世の常、だけどやって出来ないことはない。
難しく考え過ぎているだけ。

大枠を素早くつかみ複雑化されたものをシンプルにまとめる。そのために行動する。
挑戦する。経験する。勉強する。人の心も動かすような人格者になる。考え方を変えれば行動は変わる。

知らない世界はだれもが怖い。恐怖で動けない理由をつくるのは簡単、だけどそれだけでは状況は改善しないし成長もない。
求められる人材になり、必要とされる場所で活躍する。そこで認められればさらなる展開はある。成長し続ける。

個人的には現場監督さんのCM(コンストラクションマネジャー)への転職はお勧め。
実は現場監督はマネジメント能力とスケジュール調整能力が超高い。優秀で人格主義の現場監督は物凄くマネジャー業務に向いている。ただし、大きい看板を上手く使うスキルを磨き上げている方は、実際のマネジメント能力からその割増率を差っ引く必要があるのでご注意を。

いかに名器と呼ばれる楽器でもチューニングなしに人を魅了する音は出せない。
是非、人生の節目でチューニングを!

一級建築士試験合格のために選ぶべき特攻アイテム5選

資格学校は合格率こそがすべて
そして人は希望にお金を払う。
だからこそなんとしても合格したい受験者は高いお金を支払い”希望”を買う。

合格率
数字による説得力は揺るがない。
そこは疑いようがない。けれど数字を出すには前提が必要になる。
そしてその前提次第で印象は大きく変わる。
興味のないことを考えるのは面倒だ。だからわからないものはブランドで選べば間違いない。
そう考える人は少なくない。

建築士の資格学校選びでその次に問題になるのはコストパフォーマンス
なんといっても授業料が高すぎる。学科試験・製図試験をあわせて100万円。
一年間でこの金額は大きい。だからこそ資格学校は合格率でブランディングする。

合格者の資格学校へ支払った総額の平均なんて資料があれば面白いかもしれない。
その資料を見ればその資格学校に行く”効果”と"自分の未来"をイメージしやすいはず。
合格者にとっては不名誉な数字であるため表にでてくることはないまずないけど。

こういった業界の背景から第三勢力も現れる。
さらには漁夫の利を得ようとするところも現れるのは当然。
ビジネスとは人の欲望の最適化されたシステム。

さて、そうはいっても受験者のほとんどが資格学校に通うこの試験。
そしてこれだけのお金を払っても合格できるのは一握り。

なんとしても今年合格しなければならないとすれば資格学校に通うだけで十分なのか?

答えは”否”です。

なぜか。
集金システムを突き詰めて考えていけば、自ずと答えは導かれる。
合格する人数が決まっているとすれば、少子高齢化が進む現在の日本で建築業界と資格学校はこれからどうすればいいのか。

そして合格するための方法を原理原則に則って考えたらどうなるのか。


そこで今回は一級建築士試験の合格可能性がグッとあがる特攻アイテムを5つご紹介します。


資格学校に通うよりも合格可能性があがるアイテムなんてあるのか?

あります。

これ以上課金ができないほどに資格学校にお金を支払ってしまい余力がなくなりたどり着けないだけ。
是非、外の世界に目を向けてみて欲しい。


1、合格物語
www.19get.com

学科対策は”過去問”をいかにマスターするかにかかっている。
この作業の効率化を考えればだれかが加工編集した問題に多く触れるよりも体系的にまとめられた過去問(一次情報)を繰り返し反復するほうが良い。
ストレスを全く感じさせないシステムも秀逸。


2、一発逆転模試(ウラ指導)
www.ura410.com

合格物語での勉強の延長線上にこの’’一発逆転模試”がある。
どこかで見たことのある”数打ちゃ当たる”的なテストとは一線を画します。
この模試の解説を見れば学科攻略のイメージが沸いてくるはず。


3、ステップで攻略するエスキース(製図試験.com)
「ステップで攻略するエスキース」学芸出版社刊

市販の製図試験用テキスト
製図試験に合格できない理由はエスキースの基本がマスターできていないことに他ならない。
そしてその状態で資格学校の課題を解き続けてしまい”無手勝流”を確立することにあります。
”無手勝流”が悪い意味で”完成”してしまうと合格がより遠のきますので手遅れになる前に是非。


4、鉄腕作図テキスト+DVD(製図試験.com)
鉄腕作図テキスト+DVD

製図試験の作図用テキスト
製図試験の合格をより確実なものとするためには作図レベルの向上は必須。
百聞は一見に如かずの言葉の通り。
何十枚も作図したその先にある合格するための作図ノウハウを是非DVD映像で。
目に見える形で作図能力アップを体感できます。


5、課題分析帖+パーツ集(製図試験.com)
seizushiken.com
製図の課題発表から超特急でつくられる対製図試験用特攻アイテム
製図試験という名の情報戦に勝つためには必須。
内容については実際に購入して確かめてください。
中身のスゴさは折り紙つきで読み込むごとに合格に近づきます。
資格学校の補講にお金を払うのであれば選択肢として是非検討ください。


さいごに
言わずもがな一級建築士試験に合格するためには勉強をいかに効率化するかが鍵です。
受験者の中には資格学校にあまりにも大きな投資をしてしまい盲目的になっている人も少なくありません。
とくに”勉強の効率化”、”合格可能性の向上”、”コスパ”を自ら考えられない状況に追い込まれている気もします。
そして、資格学校以外の選択肢を”自分で選択すること”や”考えること”さえできない環境とはなっていないでしょうか。

もちろんそれで合格できれば問題ありません。
けれど、この試験で何故に負のスパイラルがおこるかを考えれば答えは一つです。

ほとんどの人が同じ条件で全力で頑張っているから。
理不尽な集金システムとはわかっていながらも合格という人参をぶら下げられて全力で走っている状況のなかで、力が入りすぎて視野がどんどん狭くなる。
そして、資格学校はその足元を見ながらさらなるビジネスを展開する。
疑問に思う方も少なくないはずです。

ちなみに最近のスマホゲーの課金システムはどんどん進化していて、最新の研究では不確実性を高くすることや確率よりも理不尽な結果をもたらすことでさらに課金が進むとの研究結果がでているらしいです。共通する部分もあるのではないでしょうか。

さて、スマホゲーのごとく課金特攻アイテムを5つご用意させていただきました。

ちなみに、上記の特攻アイテム5つのみで資格学校に通わずに合格は可能か?
モチベーション維持とスケジュール管理さえできれば理論的には可能です。

資格学校へ通う”キモ”はモチベーション維持とスケジュール管理です。
そして受講料100万円を支払った受験者がどれほどの想いと”覚悟”で資格学校で勉強されているかをイメージすれば独学での合格の難しさが想像できるのではないでしょうか。
独学で合格を目指す方は少なくとも”覚悟”の面で資格学校で勉強している方に勝たなければ合格は難しいとおもいます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
今年こそ是非自分の望む結果を。

建設プロジェクトの成功を決めるフレームワークの作り方

とかく四則演算的に仕事が進むところに罠は潜む。

ある条件から検討して生み出され構成された建設プロジェクトのフレームがある。
そのフレームをベースに発注者が新たな条件を付け足す。

ここで重要なのはその条件が建設プロジェクトの根幹にかかわるかどうか。
簡単にいえばフレームが変わるかどうか。

ディテールを付加することはさほど難しくない。
フレームを触ることがないからだ。
単純な足し算。

けれどもフレームの足し算、引き算はゼロベースからの検討となる。
つまりはやり直し。

フレームの重要性がわからない偉い人や発注者がそこに手を入れると大変なことになる場合がある。
部分を成立させるために、構成を変えてしまう。

そして出来上がった自分たちの意見が反映されたオリジナル作品。
発注者の意見を尊重したプランの出来上がり。
その時の顧客満足度はグッとあがる。

途中段階ではあるが、良いものが出来たという成功体験の共有。
勿論、営業手法としてはあり。
もしかすると多くの注文住宅はこうやって出来上がるのかもしれない。

かりそめの成功体験はこの後もプロジェクトの足を引っ張ることになる。
フレームの重要性がわかっていない人がかりそめの成功体験を一度味わうとそこに執着する。
誰もが陥りがちな罠。

けれども、そのままでは最終的な顧客満足度を得ることは難しい。
出来上がりで顧客の想像を超えることもなく、使い勝手さえ一定の満足を得られない可能性もある。

普段の仕事や一級建築士の製図試験でも同じことがいえないだろうか。
検討の途中段階で生まれたグッドアイデア
浅い検討の中で見えた勝利への活路。
勘違いしたアハ体験。
そこへの執着は建設プロジェクトの成功を遠ざける。
そして、目的さえも見えにくくさせる。

さて、重要なポイント
”執着”
例えば、間違った方向に進んでいることに途中で気づいたとしても。
結果としてトータルで考えると良くないことがわかったとしても。
時間をかければかけるほど元に戻ることが難しくなる。
かけた時間の分だけ愛が着いて”愛着”となる。
そして行きつく先はプロジェクトの成功からかけ離れた自己満足のみ。

時間をかけるべきはフレーム
プロジェクトの全体像を抑えたうえで、見えないリスク(落とし穴)が多数あることを前提に建設プロジェクトのフレームを構成する。

フレームを作るうえでのポイント
予想外の”落とし穴”をかわす余裕をもったスタンダードとすること。

余裕と無駄とは全く違う。勘違いされるひとも多い
”余裕”を”無駄”と捉える人の中には余裕を削ることにだけに執着するひとも少なくない。
わかりやすく数字が変化するからだ。
本質的には逆効果だけど、その瞬間は仕事をやっている気になる。

検討を進めないと見えない”落とし穴”はかならずある。
そして、検討しても見えない”落とし穴”も少なくない。


最後に建設プロジェクトの成功を決めるフレームワークの作り方のまとめ

フレームワークの基本は、条件がすべて出るまでは、そのリスク分の余裕をもったスタンダードにて進める。
要求と問題点、落とし穴をすべて抽出するためのベースとなるフレームもあったほうが良い。
そして、それらをすべて抽出したうえでの最適なフレームをつくる。
ディテールとだれでもできる単純なロスカットはそのあと。

だれにでも一瞬で良さが伝わるシンプルなフレーム
執着が生まれる前に心の切り替えを行うリスタート

付け加えるならば、ステークホルダーの凝り固まった頭をやわらかくする準備もあったほうが良い。
アイスブレイク
これも余裕のひとつ。決して無駄ではない。

結果は数字になる。
だけど建設プロジェクトの過程やフレームワークの価値は数字化しにくい。

だからこそ

結果を生み出すための価値のあるフレームワークは、最後には必ず人の感情を動かすはず。

建築士学科試験 語呂合わせ 15

ヤッくん  見た     わよう!
薬師寺東塔 三手先組物  和様

建築士学科試験 語呂合わせ 14

デン      デン       デン
寝殿造り    渡殿・中門廊   東三条殿
        (わたどの)